- 2026年4月20日
- 2026年4月24日
第13回:縦割りを突破する「横断人材」のエリート育成戦略
「専門家は増えたのに、誰もまとめ役がいない」。DXを推進する企業の経営者から、最近この嘆きを聞く機会が増えています。業務を分解した。専門人材を配置した。でもそれを束ねて全体を動かす人がいない。会議は増えたが、意思決定は遅くなった——。この問
「専門家は増えたのに、誰もまとめ役がいない」。DXを推進する企業の経営者から、最近この嘆きを聞く機会が増えています。業務を分解した。専門人材を配置した。でもそれを束ねて全体を動かす人がいない。会議は増えたが、意思決定は遅くなった——。この問
「もっと採用を強化しよう」——人が足りないとき、ほとんどの経営者がまずそう考えます。しかしここまでの連載を読んだあなたなら、その一手が的外れになりうることに気づいているはずです。足りないのは人ではなくスキル。ならば最初にやるべきことは、人を
あなたの会社が提供しているサービスの中で、「人が関わることで初めて生まれる価値」はどれくらいの比率を占めていますか?この問いに即答できる経営者は、ほとんどいません。しかしこの比率を把握していないまま「人手不足」を語ることは、問題の半分しか見
建設現場。35度を超える真夏日に足場の上で作業する職人の姿。介護施設。夜勤明けの職員が、入居者の朝食を笑顔で見守る。物流センター。深夜のベルトコンベアの前で、出荷ラベルを確認し続ける手。——「この仕事をやりたい若者がいないのは当然だ」と思う
「うちは年功序列じゃない。実力主義だ」——多くの経営者がそう言います。しかし人事制度を開いてみると、昇格の基準に「勤続年数」がしっかり残っている。給与テーブルは「等級」で管理され、等級は「年齢と在籍年数」でほぼ決まる。この矛盾が、リスキリン
「社員を育てても、スキルが上がった途端に転職される」。この恐怖は、経営者なら誰しも感じるものです。実際に、多くの企業がこの懸念を理由にリスキリング投資をためらっています。しかし、データが示す現実は「育てたから辞める」ではなく「育てないから辞
年度初めの経営会議。人事部門から「リスキリング推進計画」の資料が配られる。あなたは目を通しながら、心の中でこうつぶやく。「で、これをやったら何人辞めずに済むんだ?」この疑問は、実はかなり本質を突いています。そして、同じ疑問を抱えたまま動けず
製造業の求人票に「IoT」「予知保全」「データ分析」という言葉が並ぶようになったのは、ここ数年のことです。工場にセンサーが入り、生産ラインがデータで管理される時代。では、現場のベテランたちの価値は下がったのでしょうか。答えは真逆です。前回は
「DXを進めれば、人の仕事は減るはずだ」——もしあなたがそう考えているなら、半分は正しく、半分は間違いです。DXが進むと、確かに「作業」は減ります。しかし「考え抜いて結論を出す仕事」はむしろ増えます。そして、その仕事ができる人材は、圧倒的に
1社あたり平均650万円。これは中途採用に企業が年間で費やしている金額です。前年よりも20万円以上増えています。賃上げに踏み切った企業は約8割。それでも、中途採用の手応えを「厳しかった」と答えた企業も約8割。お金は増やした。給料も上げた。な