この連載について
求人広告費を1.5倍にした。初任給も上げた。それでも人が来ない——。多くの経営者が「人手不足」と呼んでいるこの現象は、本当に「人の数」の問題なのでしょうか。
本連載は、その大合唱をいったん疑うところから始まります。有効求人倍率のデータ、5年間で激変した求人要件、中途採用に年間650万円を投じてなお手応えのない現実。そこから浮かび上がるのは、人が足りないのではなく、必要なスキルと供給されるスキルが噛み合っていないという構造です。
DX/AIが生むホワイトカラーの断層と、自動化時代にむしろ価値が高まるブルーカラーの経験知。リスキリングに取り組む企業がわずか8.9%にとどまる理由。「育てても辞める」という通説の真偽。メンバーシップ型雇用がスキル投資を殺すメカニズム。
診断から処方まで。足りないのは人か、スキルか。経営の問いを立て直す全13回です。
